2012年11月24日
recapture


「もの」の価値、そのものが存在する「生活」の価値は、そこに寄り添うストーリーがあってのものかもしれません。
そうでなければ、時間を経たものたちは、ただ古臭く、不便で、場合によってはつまらない成金趣味に成り下がるでしょう。
でも、日々を共に過ごしたものたちは、色んな景色の中、小さく健気な個人的な思い入れがあって、長らくオーナーに寄り添ったものは、オーナーの癖や生活スタイルに合わせて、微妙に変形し、静かに時間や気持ちを閉じ込めるのです。
日々、あたしたちは思い出を作る為に生きてる訳じゃありません。
振り返る為の今日なんてもんには、振り返ったって何にも残ってなんかいません。
わざわざ、振り返る時間を作る程、退屈な日々を過ごしてるつもりもありません。
でも、今を生きてる自身に代わって、側にあるものが、色んなことを記憶してくれるのでしょうね。
輪廻転生なんて言っても、次回に今の記憶は持っていけないんでしょうから、結局は、今しかあたしには無いのです。
「反省しても後悔はしない」
思えば、小学生の頃には、既にそう思っていました。
「欲しがりません。勝つまでは」
そうはいかんのです。勝ちたいから欲しがるのです。
「頑張らなくていいんだよ」
まさかッ‼頑張ります!頑張りたいんですから!
「あなたらしければ大丈夫」
あなたらしさを分析してる暇に目の前にはドキドキするものが目白押しで、てんやわんやなんです。
そんなあたしにかわって、今日もあたしの愛用品たちは、日々を刻んでくれています…。
Posted by oG*mama* at 14:31│Comments(0)
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