2012年06月27日
☆夕陽のベール☆

中山うり 「回転木馬に僕と猫」
おととしの10月頃に聴いていた曲です。
うかれた夏を過ぎて、綺麗なサンセットの楽しい雰囲気の中で、あたしは1人、死にそうな気持になりながら、友達の女の子に隠してもらって泣いていました。
ここは、10月になってもまだ夏を引きづった空気が残ってて、でも確実に終わっていく時間を哀しく思っていました。
久しぶりの2連休を明けたあたしは、酷い顔で、お仕事に向かったものでした。
それからしばらくは、なんだか事あるごとに死にそうな気持になって、記憶が飛んでたり、意識が薄らいだりもしたんだけど、結局は、やっぱり自分の中にある身勝手な気持は何にも変われずに、ただそれが確信に変わったわけで、今となってみれば、余計、厄介なことになってしまったのかもしれません。
そんな自分が可哀想で、しあわせなんです。
今年も、きっと随分、うかれた時間を過ごすんです。
愛(かな)しい気持ちになるのは、分かっていても、それよりも沢山、価値のある「その時」が必要なんです。
そのことを思うと、その後の気持ちやなんかなんて、もう、どうだっていいんです。
切ない気持は慣れっこです。切なくなったって、今まであたしは1度だって死んだりしませんでした。
でも、きっと「その時」を失ったら、死んじゃうんだと思います。
別の理由で、死にそうになってても、たった5分で蘇れる自分の燃費のよさと、頭の悪さにがっかりしながらも、やたらしあわせな気持ちなんです。
多分、あたしは「ばか」だって言われたって、これでいいんです。これがいいんです。
ありがちなこの感じを、無駄に大切にして色んな物を見失ったり、色んな物を置いてきぼりにしてしまっても、薄情で軽薄なあたしは、それをきっと正当化して、自分1人でしあわせなんです。
気を失う程の景色を見たことがある?
目の前の大好きな子の存在さえ分かんなくなるような景色があるんだよ。
夕方に、愛想笑いの残ったまんまの顔でおうちに帰ってくると、あたしの大好きな「ここ」がピンク色に染まっていました。
大好きでどうしようもない「ここ」は「しあわせ」しかないんです。
よかった、今日もこんなで。
Posted by oG*mama* at 04:06│Comments(0)
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