2012年01月22日
☆不躾の作法☆

あたしは、日本人でありながら「わび」だの「さび」だの、そういうことを理解してるなんてことは口が裂けても言えません。勿論、千利休がなんたらなんて、もっての外。
「アメリカ万歳」な時代に幼少期を過ごしたから...そんなことは別に理由ではなく、単純にあたしの中にそういった感覚が備わってないんだと思います。
とは言え、「日本人たるもの、義理人情の清水の次郎長や国定忠治の精神や、わびさびの精神を忘れるな」なんでしょうが。
ただ、「わび」は「侘」、「さび」は「寂」って漢字があてはまるらしいことは、いつだったか聞いたような気がしますが、その「粗末さ」だったりする部分に日本人は「美意識」を感じてたのなら、凄く低次元ではありますが、なんとなく分かるような気がしなくもないのです。
あくまで、「だらしない」のとは違う「錆びれた」感じ...。確かに、なにか気持ちが動くのを感じます。
自身が、その理想通りに生活できているとは全く言えませんが、子供の頃から、「だらしのない」ものが異常に嫌いでした。「お行儀の悪い」感じも、それを振る舞う人物に、その仕草が似合っていない限りは、本当に厭な気持になります。
下品だったり、下世話だったり、お行儀の悪い行動だったり、所謂、そういったネガティブなことは、そこに「演出」がなされていて、それが「似合っている」時にのみ許されて、むしろ「粋」に見えるのでしょう。
過剰すぎる「気取り」や「作り過ぎた」雰囲気も「無粋」に含まれます。
難しいことや「作法」なんてもんは、こんなあたしに分かるはずもありませんが、あたしがそういうものを嫌いだったり、そういうものを好きだったりするのは、たぶんもっと単純な理由で「相手」に対する「配慮」だったり、「愛情」だったり、「尊敬」の気持ちだったりが込められてるか否かなのでしょうね。
「美しい」ってのは、多分、きっと男女も、年齢も、関係なく大切な「要素」なんでしょうね。「家柄」の云々ではなく「育ちのいい」人が好きなのです。
Posted by oG*mama* at 09:55│Comments(0)
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