2011年08月20日
朝焼けを見に車を走らせます


静かな気持ちで、でもどこかドキドキするような気持ちで、最高のロケーションの最高の朝焼けです。
街の灯りがまだ少し残っていて、昨晩のお酒もほんのり残っていて、この何日間の素敵な時間と、嬉しい空気と、今まであたしが過ごした僅かばかりの日々のあれこれが、特別、音を立てるでもなく湿気た海からの風の中でふわふわするのです。
この景色が特別な何かではなく、当り前に自分が自宅のベッドの中でタオルケットを蹴とばして、寝返りをうってる間も、毎日、繰り返されてることが、なんだか妙な気がしたり、なんとなくそわそわするような気分になったりします。
きっと、今日もこの写真と同じ様な違う朝焼けが、後数時間でやってきます。
そして、明日も明後日も。
自分がどんな気持ちの朝を迎えても、誰と迎えても。
同じ朝は、2度と来ませんが、その代りに新しい朝が当たり前に来るのです。
「今日を始められることに感謝」...あたしは、未熟故にこんな言葉に実感がありません。
だって、あたしが正しい気持ちでいようが、どんなに汚い気持ちでいようが、悲しい気持ちで泣くのも出来ずにいても、目の前の大好きな子に夢中で他の全てを忘れてても、結局、朝は毎回来ましたから。
「早く朝になれ」と祈っても、「明日になんかさせないよ、ずっと今夜のままだよ」と大好きな子が言っても、結局、朝は来ましたから。
だから、朝焼けはいつだって色んな全部を「無かった」みたいにするんです。でも、その時に見た朝焼けは、ずっとずっと「ここ」にあるんです。
Posted by oG*mama* at 05:20│Comments(0)
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