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2010年07月16日

眠れぬ夜は...

眠れぬ夜にすることなんざぁ、決まっております。

男の子だろうが女の子だろうが、昔からこんな夜にするこたぁ、1つなのです。

それが、星降る夜だろうが、雨の夜でも、月灯りが眩しい夜も...。

少し昔の、自分の短い人生の今までの、切なく甘い記憶を瞼の数センチ上に浮かべて、時間も場所も行方不明にさせるのです。

そんな時に思い浮かぶのは、ジャストな名曲、あの曲、さらに僅かに記憶の隅で存在感のある、あの香り。

誰とも共有出来ない、誰でも持つ、デジャヴ。

カーステの中に置き去りにされたCD。こんな迷子を、あたしは数年間、大事に養っていたりして...。

即興でしたジョークの連続を、今更、その意味を理解したりして...。

それぞれのいつかのパーツは、毎度、毎晩、同じスライドショウを繰り返して、あたしはすっかりその内容を暗記してしまうのよ。

可愛い男の子が甘いトーンで話しかけても、才能のある素敵な男の子があたしを上手にケアしたとしても、なんだかあたしは、随分、退屈で、いくらも記憶になんか残らないで、明日のつまらない雑用をこなす活力にはなっても、お酒のつまみの楽しい話題にはなっても、インスタントに消費されて減っていくだけね。

話をしたりするのは、あんまり得意じゃないわ。

周りに沢山、人がいたら目を見るのだって上手にできない。だからと言って、2人になっても明るいままじゃ色んな色々に邪魔されて、僅かに残ってるあたしの中のピュアな部分の1つも見せられない。

大人だからね、怖いんでも、恥ずかしいんでも、そんなんじゃなくて、意外に強気なあたしが、見られるよりも、見たいって思うのよ。

中途半端に打算的な考えが、ロマンチックな時間を、台無しにする。

作り物の楽天的な思想が、2人を涙ぐませる。

夕日が沈む方向に、車を走らせて、朝日から遠ざかる方向に車を走らせて、夜は終わらないんだって信じてたけど、誰もいないショッピングセンターの駐車場で目覚めた時は、ちゃんと穏やかな朝が来てたでしょ?

朝に、寄り道しながら、おうちに帰るのは楽しい事だったでしょ?

そうやって、あたしたちは、少しだけ優しくなってきたんだもんね。

まずは、ベッドに横になってみよう...どこにも行かなくても、ここにちゃんと、あの日と同じ朝が来る事をあたしが証明してあげる。


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Posted by oG*mama* at 03:02│Comments(0)ライフ
 
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