雨のマラソン

oG*mama*

2012年12月04日 20:13




この日曜日は、NAHAマラソンでした。
前日からの雨は当日も止まず、朝4時半にお友達と合流し、冷たい雨が降る中、那覇へ…。

全く止む気配のない雨の中、参加メンバーみんなビニール袋を被り、凍えながらスタートを待ちました。

あまりのどしゃ降りについつい言葉数も減りがちですが、何とか皆、自分のモチベーションを上げようと、ネガティブな要素も、何とか味方につけようと、お互い話し、いよいよスタートの時間。

今回、メンバーの中で最も前に並べたあたしは、約10分でスタートラインを通過。

人が多すぎて全く思うように進まず、後は濡れた路面で転ばないように、まずは無理に前に出ることを諦めて、着実に進みます。

天候のおかげで、沿道の応援は極端に少なかったですが、それでも傘をさしながらかけてくれる声援は、いつも以上に力をもらえました。

おじいちゃん、おばあちゃんが可愛い鈴を振ってくれたり、ちいちゃい子が一生懸命、手を伸ばして渡してくれる黒糖は、何にも変え難いパワーになりました。

そう、凄く絶好調だったんです…。

が、20km地点に差し掛かった時、左の足の甲が少しつってきて、「お願い!まだ早い!中間地点までは、つらないで!」と思った時、急に自分がどっちを向いているのか分からなくなり、意識が遠のいて、次に気が付いた時には、見知らぬバンの中で横になっていました。

気を失ってしまったみたい。

後から、救助してくれた方に伺うと、沿道で倒れ、カップルのランナーの方が、近くでお水などを渡していたボランティアの方に知らせてくれたそう。

その後、おんぶして、車まで運ばれ、ずぶ濡れのカラダを拭いて、すべて新しい服を貸してもらい着替え、食べ物を頂き、加えて奥武山公園まで、送って下さったのでした。

初のリタイアに泣いているあたしを励まし、的確な処置をして下さり、こんな親切な人がいるなんて、余計に泣きたくなってしまいました。

その後、他のメンバーの帰りを応援のお友達と待つのですが、いくら探しても帰って来ない。

そのうち、時間制限の花火が…。泣きながら探してもどこにもいない…。

友達と「どうしたんだろう。ゴール出来てるかなぁ。」と不安な気持ちでいた所に、泥だらけの靴で、びしゃびしゃの足を引きづった友達が首から完走のメダルを下げて、戻ってきました。

もう、悲鳴みたいな声が出て、涙が一杯出て、本当に嬉しかった。

もう一人の友達も、その後、間も無く、足を引きづってメダルを下げて、戻ってきました。

もう、嬉しくて、安心して、今までのマラソンでは感じたことのない感覚でした。

そんな訳で、男の子2人はさすが見事に完走‼

今回、別行動ではありましたが、職場の人たちと参加していた女の子も完走‼すごい!

今までになく、過酷な条件の中、本当に完走したメンバーは、いつもにも増して価値あるメダルを手にしました。

あたし自身は、悔しい結果になってしまいましたが、沢山、得る物があったマラソンでした。

今回のメンバー、既に皆、おきなわマラソンもエントリー済みです!

帰りに食べたおそばはやっぱし、美味しかったなぁ…。

なんだか夢みたいな1日でした。

最後に、どしゃ降りの中、沢山の荷物を預かってくれたしゃーこ、本当にありがとう。

それから、応援や心配のメールや電話をくれた皆さん、頑張ったねと暖かく迎えてくれた会社の皆さん、雨の中、応援してくれた沿道の皆さん、運営スタッフの皆さん、そして、親切に救護してくださったOさんと社長さん、本当にありがとうございました。

次回のおきなわマラソンは、絶対に頑張ります!

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